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映画で、世相を斬ります

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ほかで書き切れないことをここで。

2006年 12月 01日 ( 1 )

『父親たちの星条旗(字幕版)』★★★★

硫黄島は大平洋戦争中、もっとも悲劇的な戦いが行われた場所のひとつ、といわれる。
アメリカ側から硫黄島を捉えたこの作品が10月から公開されていたが、「ぜひ、見たい。でも…」という危惧のようなものがあった。

実は、今は亡き私の祖父は、硫黄島ではないが、
太平洋戦争中にトラック諸島というところで九死に一生を得ている
(現在はチョーク諸島)。

物心ついたときに、祖父の体に残る傷を見て「これはなぁに?」と
質問したことがある。
たぶん5歳か、もっと幼かったかもしれないが、
私はショックを受けた。
爆弾のかけらが残っているのに、じいちゃんは生きているなんて! と思っていた。
歳を経るごとにそのことをより真摯に受けて止めていくようになるのだが、身近にそうした生き証人がいたことで
やはり大平洋戦争を語った映画は、なかなか平静では見られない。

『硫黄島からの手紙』と見比べてから、詳しく書きたいと思うが、
私にとってこの映画は、多くを語らなかった“ドク”・ブラッドリーの代わりに、息子が父親の体験を世に知らしめたということの大切さも身にしみた。
私の祖父も、やはり、多くを語らなかった。

「硫黄島の体験談」も読ませていただいた。お孫さんがアップしたという。ほかにも、多くの体験記がHP上にもアップされている。

けっして硫黄島だけではない、ということ。
今もなお世界中で続いている、ということ。
私も記して残さなければいけない、と思った。

クリント・イーストウッドもすばらしいと思う。
横田めぐみさんのドキュメンタリーといい、
日本人で、こうした題材を取り上げようという人物はいないのだろうか。(「大和」や「回天」はあったけれど…)
それが残念でならない。

「父親たちの星条旗(字幕版)」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
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by yopeiR | 2006-12-01 17:32 | 映画