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映画で、世相を斬ります

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ほかで書き切れないことをここで。

2006年 09月 15日 ( 1 )

そういえば、先週観た映画のこと、書いてなかった。

この夏、大作映画の影で、
ずっとずっと観たかったけど、見逃していて
ようやくレディースデーの日、
都内で唯一やっていたところで観てきました。

原題は『FamilyStone』っていうのだ。
それなのに
『幸せのポートレート』なんてさ、
たしかに、ポートレートは大切なファクターだったけれども、
ちょっと恋愛映画っぽくしたくてそうしたのね、きっと。
でもね、なんか違う。
しかも、ヒロインはTVシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」で
おなじみのサラ・ジェシカ・パーカーというよりも、
ダイアン・キートンだったと思うわけ、私は。

これって、家族の話なんだよね。
ま、結婚するからには家族の一員になるわけですけど、なんだろ、
宣伝の戦略というか、
『ラブ・アクチュアリー』っぽく笑って泣けるラブコメというか、
恋愛→結婚の過程のほうを重要視したかったみたいだけど、
公開時期(だって舞台はクリスマスなのに夏公開)も含め、
ヒジョ〜にもったいない映画だなとは思う。

しっかし、いくらクリスマスだからって、
いい年した兄弟たちがそろいもそろって、パートナーまで連れて
みごとに勢ぞろいするなんてね?
いくらアメリカ人だからって、
大のおとなが、あんなにオープンで仲良くできているなんてね?
と疑問に思っていたんだけど、それには、ちゃーんと、理由があった。
やっぱり、一家の中心的存在である母親
(つまり、ダイアン・キートン)が主役だったのよ。
母親の言動が、主人公の恋愛、ひいてはほかの家族の恋愛にもつながっていく。

これって、とても大事な問題だと思う。
大事なテーマを持った映画だったと思う。
少子化は、母親になる人が減ってるともいえることだし。
“その結婚、あなたを幸せにしてくれますか”とかいう
コピーだったと思うけど、物質的に満たされた生活だけが、
ロハスで悠々自適に暮らして行くことだけが、
“幸せ”とは限らないんじゃないかな、
と思うのです。

彼女の“ポートレート”は本当に幸せそうだった。
家庭が幸せな証拠じゃない?
あの写真見て、 私は泣きました、久々に。

「理想の暮らし」と「快適な暮らし」は違う、たしかに。
いくら理想の家庭を手に入れても、
自分が居心地よくなくちゃ意味がない。
理想を求め過ぎると、自分の視野を狭めてしまう。
自分が理想としていることと、本当に求めていること、
快適な人生・ライフスタイルは、
違うのかもしれない。視野は広く持たないとね。
その結婚、居心地がいいですか、肩肘張りすぎていませんか?
なんてね。

肩肘張りすぎていると、今の私みたいに、その反動が絶対来るから。
無理はよくない。
理想と現実のギャップ?  なら、ギャップも楽しんで受け入れたい。
そんな余裕をもちたい。
何ごとも理想通りになんて、いかないのだから。
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by yopeiR | 2006-09-15 08:52 | 映画