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映画で、世相を斬ります

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ほかで書き切れないことをここで。

映画『トンマッコルへようこそ』

★★★★
いやいや良かった。

こういう韓国映画は大好き!
韓国映画のこういう部分が大好き!
日本じゃとても作れないような映画を作り、
それを大ヒットさせ、かつメッセージ性もある。しかも新人監督で。

ある映画サイトで満点つけようと思ったら、えらくキビシい評価の輩がいて、
「なんでじゃ!?」と思って、コメントを読んでみると
ラストがイヤだった、むだだったと思ってるみたい。
<ネタバレか…?>

たしかに、若干後味が悪いというか、何もそこまでしなくとも!とは思ったけれど、よく考えると納得がいく。
反戦映画でもあるのよ、これは。

ストーリーとしては、
 1950年、朝鮮戦争中の韓国が舞台。
 奥深い山間の村、トンマッコル。
 ひとり、空から落ちてきた。連合軍の偵察機に乗っていたスミス。
 ふたり、森からやってきた。大ケガをしたスミスのために薬草を採りにきた村人によって、韓国軍兵が案内されてくる。
(字幕ではよくわからなかったが、トンマッコルは方言がすごいらしい。この2人が話すハングルとは、ちょっと違って聞こえたような気がした)
 三人、山からやってきた。敵対する人民軍。韓国軍に部隊を壊滅させられて逃げてきたところに、村の少女と出会う。

この人民軍の中隊長役、チョン・ジェヨン、いいねぇ。
かっこいいねぇ、渋いねぇ。
ちょっとトヨエツみたいな雰囲気。
コミカルなシーンでの、ギャップがおもしろかった!
それに、韓国軍のピョ少尉のシン・ハギュン。『マイ・ブラザー』ではニコニコ笑っているイメージだったけど、
トンマッコルでは、ホントにニコリともしない。
『オールド・ボーイ』のカン・ヘジョンもかわいかった〜。

音楽がね、久石譲なんだよね。
ジブリっぽい、トトロっぽいところもあって。
それがとても心地よかったのかも。

これは一種のファンタジーだけれど、
人間は、自給自足して、子どもは村みんなで育てて、
よく食べ、よく働き…大昔、日本もそうだったはずだけど、もう一度、そういう生活に戻ったほうがいいことは、
未来の地球のためにもいいに決まっている。
東京でオリンピックやってる場合じゃないと思うんだけど。
(これは決まってはいないけどネ)

この映画を観てから、銀座とか歩いてしまうと、
トンマッコルとのあまりの落差に愕然とする。
超消費社会。
私もその一員なのだけれど
買い物袋をたくさん持って、着飾って、急いで歩いて
なにをやっているの?日本人
と思わされた。

心を洗うには、ホントにいい映画だった。

2006年ベスト5に入る。

『トンマッコルへようこそ』
10/28(土)から新宿シネマスクエアとうきゅう、シネ・リーブル池袋、シネマート六本木ほか全国ロードショー です。
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by yopeiR | 2006-09-22 05:26 | 映画